観て来ましたよ~~
久しぶりに ”しっかり作られた映画を観た” という気分です。
トニー・レオン、いい役者だ・・・。
久しぶりに見たら、あれ?こんな背が低かったっけ。と思ってしまったけど
背の高い韓国人俳優を見慣れてしまったからかしらん。
リーホンも高いしねぇ。
タン・ウェイちゃん演じるチアチーのセリフに「どうして3年前にしてくれなかったの」というのがあるんですが、
確かに、3年前の相手がリーホンだったなら、また違った結末になったんじゃないかと思います。
第一、あれじゃ経験者だろうが未経験者だったろうがたいして違いはなかったと思われ(w
上海に帰るという電話を受けた時のチアチーが辛かったですね。。
きっかけはチアチーを要求されたことに対してリーホンが激昂したからですが、
でも殺人まで犯したのは、全員が実行したのは、このことがあったからじゃないかと思います。
チアチーにだけ、とか、何かそういう連帯感、責任感、後悔、男としての自尊心etc..
若さゆえの無謀さ、情熱、その怖さ。
それがあの結末へと向かっていったわけで。
チアチーは結局リーを選び、それによって自身も仲間も死ぬことになったけど、
尋問された仲間を見て一瞬後悔のような感情も見えましたが、リーホンと見つめ合った時、
その後悔はもうなかったような気がします。
人によって解釈は違うだろうけど、私にはそう見えたかなぁ。
チアチーのベッドに座り涙する夫を見た妻のショック、(それまでの、いわゆる優雅な奥方との対比)
当初、チアチーに嫉妬を見せた仲間、(その後のチアチーの現状との対比)
工作員と知りながら黙っていた部下、(リーへ見せるなんだろう、なんていうかな・・)
脇の描写も良かったです。これらが入るのはほんの一瞬なんですが、どれも無駄がない。
その一瞬、この描写が入るからこそ生きてくるストーリー展開といいますか。
”しっかり作られた映画”なんですよねぇ。
そうそう。リーとの関係をぶちまけるチアチーに涙するリーホン。
思わず「お前が泣くな!」と思ってしまった(w
この映画を観た方の感想で、もう一度じっくり観たい。とあったんですが、
その気持ちも分かるなぁと思いました。
とりとめがないけど、「ラスト・コーション」、私の感想はこんな感じです。
あ、タン・ウェイちゃんってベビーフェイスだなぁと思ったんですけど、
リーと対峙する時に魅せる色気にはおぉ!って感じでした。
ちなみにあんまり予備知識を入れずに行ったら、結構長めの映画で。
21:15からのレイトショーだったけど24時には帰れるだろうと思っていたら、帰ったの25時
眠いです。午後からの会議、寝そうだわ